洗面所のつまりが解消しないときの対処法と専門業者に頼るべきケース

洗面所のつまりは、突然発生すると非常に厄介なトラブルです。軽度のつまりなら家庭で簡単に解決できることが多いですが、ひどくなると配管の奥で詰まりが起こり、自力での解決が難しくなることもあります。今回は、洗面所のつまりがなかなか解消しない場合に試すべき対処法と、専門業者に依頼すべきケースについて詳しく解説します。 まず、つまりが発生した際には、ラバーカップ(スッポン)を試してみるのが効果的です。排水口にしっかりと押し当てて、何度か強く引き上げることで、詰まっているゴミや髪の毛を押し流すことができます。これでも改善しない場合は、排水口に重曹とクエン酸(またはお酢)を入れて、化学反応の泡で汚れを浮かせる方法を試すのもよいでしょう。重曹とクエン酸を入れた後、50℃程度のぬるま湯をゆっくりと流し込むことで、排水管の内部をきれいにすることができます。 もし、こうした方法でもつまりが解消されない場合、市販のパイプクリーナーを使用するのも一つの手です。液体タイプのパイプクリーナーを排水口に注ぎ、数十分放置してから大量の水で流すことで、髪の毛や石けんカスを溶かし、つまりを解消することができます。ただし、強力な薬剤を頻繁に使用すると、配管を傷める可能性があるため、適度な頻度での使用を心がける必要があります。 それでもつまりが解決しない場合、洗面台の下にあるS字型の排水トラップを分解して掃除する方法もあります。この部分には髪の毛や汚れが溜まりやすく、定期的な掃除が必要です。排水トラップを外す際は、水がこぼれる可能性があるため、バケツを用意しておくとよいでしょう。 これらの対処法を試しても水の流れが改善しない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。特に、異物が排水管の奥に詰まっている場合や、水漏れが発生している場合、または配管自体が劣化している場合は、プロの技術が必要になります。専門業者に依頼すると、専用の高圧洗浄機やワイヤークリーナーを使用して、排水管の奥深くに詰まった汚れを除去してくれます。長期間放置されたつまりや、目に見えない配管のトラブルも特定できるため、再発防止にもつながります。