エコキュートの水漏れは修理が必要?自己対処できるケースと業者依頼の目安

エコキュートの水漏れに気づいたとき、多くの人が「すぐに修理業者を呼ぶべきか、それとも自分で対応できるのか?」と悩むことでしょう。実は、水漏れの原因によっては自己対処できるケースもあります。しかし、誤った対応をすると機器の寿命を縮めることにもなりかねません。そこで、自己対処できる場合と、業者に依頼すべき場合の目安について解説します。 まず、自己対処できる可能性があるのは、接続部分の緩みが原因の水漏れです。エコキュートの配管は長年の使用によってわずかに緩むことがあり、そこから水が漏れることがあります。この場合、レンチなどの工具を使って接続部分を締め直すことで、水漏れを止められることが多いです。もし接続部分の締め直し後も水漏れが続く場合は、パッキンが劣化している可能性があるため、交換が必要になります。 次に、安全弁(逃し弁)からの排水についても、異常ではないケースがあります。エコキュートは内部の圧力が一定以上になると、安全弁から自動的に水を排出する仕組みになっています。これは正常な動作ですが、排水の量が急に増えたり、長時間にわたって続く場合は弁の故障の可能性があるため、業者への相談が必要です。 一方で、業者に修理を依頼すべきケースもあります。例えば、タンク本体や配管に亀裂が入っている場合は、自己修理は困難です。エコキュートのタンクは高圧の水を保持するため、亀裂が入ると急激な水漏れを引き起こすことがあります。この場合、応急処置として水道の元栓を閉め、水漏れを最小限に抑えたうえで、すぐに修理業者に連絡しましょう。 また、凍結による破損も注意が必要です。寒冷地では冬場に配管内の水が凍結し、膨張して破損することがあります。もし冬の朝にエコキュートの水が出なくなった場合は、配管が凍結している可能性が高いです。この場合、配管が破損する前に、ぬるま湯をかけるなどして解凍することで防げます。しかし、すでに水漏れしている場合は、修理が必要になるため専門業者に相談しましょう。 簡単な修理で対応できる場合もありますが、配管の破損やタンクの故障が疑われる場合は、無理をせずにプロに依頼しましょう。適切な対応をすることで、エコキュートの寿命を延ばし、安全に使用し続けることができます。